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亀岡市男女共同参画講座 ゆう・あいセミナー「メディアの中のジェンダー」

私たちは、気づかないうちにさまざまなメディアの影響を受けています。
普段何気なく接しているテレビや雑誌、インターネットなどの中に、「あれ?ヘンだぞ!?」と思うようなことがたくさん隠れています。
「氾濫する情報」の中に潜むジェンダー に、無意識のうちにとらわれていませんか?

講座の概要

発信されているメッセージを意識していますか

メディアには、新聞、雑誌、絵本、CMなど、さまざまな形がありますが、すべてに共通しているのは、人々にメッセージを伝えるという目的を持っている点です。

資本主義社会におけるメディアは、時代を作り出す大きな役割を果たしています。企業がメディア戦略にかける予算は莫大で、その成否が企業の命運を握っていると言っても過言ではありません。

だから、どう表現すれば売れるか、知恵を絞って制作されるのです。そのようにして作られた表現を鵜呑みにして、無意識に自分の意見に取り入れてしまうのは危険です。

より多くの人に支持され、好感を持ってもらうために作られた表現はステレオタイプ(紋切り型)になりがちなものだと知っておくことが大切です。

そのような傾向を知って、

分析し、批判する力(受信する力)と、
色々なものの見方を取り入れて形成した自分自身の考えを言葉などで表現できる力(発信する力)、
メディアリテラシーを身につけましょう。

ステレオタイプな表現の具体例

  • 女は素直に、男は強く
  • 男はブルーなどの寒色系、女はピンクなどの暖色系
  • 女が世話を焼く側、男は世話してもらう側

など

私たちの行動がメディアを動かす

怖いのは、ステレオタイプに表現された「性別役割分担」や「家族の形態」などが、そうあるべき正しい在り方だと、受け手が勘違いしてしまうことです。

ステレオタイプに当てはまらなければ肩身が狭い、と思わざるを得ないような社会は生きにくいものです。

発信する側は、時代にどれだけ受け入れられるか探りを入れながら試行錯誤しているのだから、私たちはメディアリテラシーを身につけ、メディアの中のジェンダーを敏感に察知しましょう。そして、おかしいと思うことにきっちりと異議を唱え、正しいと思うことに賛同を表すことが、メディアの発信者たちを動かすのです。

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参加者の発表

講師の峯田美香さんのお話のあと、参加者はグループになって、メディアにおけるジェンダーについての事例を話し合い、発表しました。

参加者が気づいたメディアにおけるジェンダー

洗濯洗剤のCMで、男の人が洗濯をしている。今までになかった表現だ。以前は女性と子ども(それも女の子)が洗濯物を干しているシーンが目立っていた。

洗濯洗剤のCM。夜干ししている。働く女性が増えたから、その影響。

トイレ洗剤のCM。以前は女性が「もう、しょうがないなぁ」などと言いながら掃除していた。途中から、夫とその子ども(男の子)が「(汚した)男の責任」と一緒に掃除をする内容に変わった。

童話のお姫様。王子様が迎えに来るのを待つばかりで行動を起こさない。

洗濯洗剤のCMは、男の人が洗濯をしているが、結局先輩の世話をマネージャー的男性がしているだけのことで、洗濯が下っ端の仕事という構図は崩れていない。洗濯係のタレントも女性受けしそうな美男子。つまり、女性に向けたCM。

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質疑応答

参加者の問い:

先日、知人の赤ちゃんが入院しました。その病室には、添泊する保護者への注意書きが貼ってあり、イラストに描かれていた保護者は母親のみでした。

メディアに潜むジェンダーに気づき、踊らされないようにすることが大切、というのはわかるのですが、 そういった偏りのない表現を求めて意思表示することにどんな意味があるのでしょう?

そのイラストの中でだけ父親に病院への泊り込みをさせてみたところで、実態が伴っていないのでは違和感を生じるだけではありませんか?

峯田美香さんの答え:

確かに現実は厳しいけれど、ステレオタイプをわかった上で、
「こうなってほしい」という思い⇒ベクトルを持つことは大切です。

ステレオタイプの押し付けで困っている人がいる以上は、そのまま見過ごしにしないで意見を発信しましょう。

日本は、口うるさい人と思われることを恐れたり、事を荒立てるのはよくないという意識で、意見を言わずに黙っている人が多いけれど、自分も社会の一員であるという自覚を持ち意見を発信してみることが大切です。

実際に現実が変わっていくのに何年かかるかはわからなくても発信する価値はあります。

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日時

2007年10月30日(火)
14:00〜15:45

場所

ガレリアかめおか 2階研修室

講師

特定非営利活動法人 アートフルF
代表理事 峯田 美香さん

参加した感想

視聴者が意見を言ったことで、内容が変更になったCMもあるそうです。

そのように視聴者としての自分がメディアを形成する一員なのだとしたら、気になる表現を見過ごしにしないで意見を発信する責任があるのだな、と感じました。


ジェンダーフリーの視点で作ったイラストカット集

大阪府松原市

講師の峯田美香さんはプロのイラストレータでもあります。その峯田さんが大阪府松原市で、「さし絵工房 イラストカットワークショップ」の講師をされました。

そのイラストカット集についての記事が、松原市のホームページ内に掲載されています。
講座受講の市民が作ったイラスト・カット集を発行

ステレオタイプを排し、女性も男性もいきいきと描かれています。

(みねっち☆ランド作 松原市発行「さし絵*工房」より)

その他、お母さんに肩車された女の子のイラスト、自動車の絵を描いた女の子とウサギの絵を描いた男の子が笑顔で並んで作品を見せているイラスト、料理教室に女性も男性も参加しているイラスト。など

著作権フリーのイラストですので、各種お知らせや小冊子などに幅広く活用できます。

2008年7月現在は東大阪市でも同様の講座を開講中です。う〜ん、これ、亀岡市にもほしいですね!!

熊本県

熊本県の男女共同参画ホームページ「ならんで」でも、男女共同参画社会づくりを推進する素材集が公開されています(こちらは峯田さんの講座ではありません)

素材集