週刊子育てブログ21

複雑な視線

5才の娘は、お絵かきに没頭している。お姫様のドレスと髪をいかに長くするかがポイントらしい。
2才の娘もその隣で落書きしていたが、すぐに飽きて私にじゃれかかってきた。一緒に床を転げ回って遊んでいると上の子が、気が散る、とでも言いたそうな顔で何度もこちらを振り返る。
そのうちため息をついて「あ~あ。そっちばっかり遊んで、構ってくれへんのやもんなぁ」と呟いた。
「構ってほしかったの!?」あの視線はそういう意味だったのか、とひざに抱き上げても機嫌は直らず、唇を尖らせている。
衝撃的だった。
少し前までなら、自分も相手をしてほしいと思えば、お絵かきなど放り出して強引に割り込んできていたのに、ずいぶん複雑になってきたものだ。
生まれたばかりの頃は、要求があれば大声で泣いて知らせてくれた。どうしてほしいのだろう、と子どもの様子を見ながら考えたものだ。近頃では、欲しいものは言葉や行動で伝えるようになったので、私はそれに対応すればよいだけだった。対応するだけで忙しい。そのため、子どもの気持ちを察する努力を忘れていたようだ。しかし、いつまでも先回りして応じてやるべきだとも思わない。
今に、思うところがあっても何も言ってくれなくなる日が来るのだろう。そうなる前に、言っておく。
「言ってくれないとわからないよ」「わかってるって!」「わかってても出来なくなるんだってば」
急成長の子どもたちに追いつかれる前に乗り越えたい。

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