週刊子育てブログ19

どこ見てるの?

仕事がしたい。と思った。子どもは1才になったところだった。妹に子を見てもらって都市部まで面接を受けに行った。
きちんと化粧をし、スーツを着て、背筋を伸ばしてヒール靴で闊歩する。オムツや着替えで膨らんだマザーズバッグではなく、丁寧に書きあげた履歴書と筆記用具の入ったビジネスバッグを持って一人で電車に乗る。それは、久々に心躍ることだった。
さあ、働くぞ。意気揚々とはこのことだった。
しかし。面接は履歴書の家族欄を中心に展開された。「お子さんは誰が?」「保育園に預ける予定です」「病気の時は?」答えを用意していなかった。「でも、その代わり私は病気でも休みませんから」担当者は目もあげずに続けた。「見てくれる人は?この同居の方は?実家は遠いの?」「仕事を持ち帰ってします」言い募ったが、既に結果が出ていることはわかった。どこも同じだった。どんどん自信をなくしていった。
結局、出産後初めて決まったのは近場で、低賃金の職だった。資格もやる気も経験も関係なかった。そして、働き始めてまもなく子どもが伝染病になった。2週間も登園できないこととなり、職場に頭を下げた。
子どもの手が離れたら、とはよく聞く言葉だが、その前に自分の人生がこの手から離れていったのではどうしようもない、と絶望した。
その苦しい思いが膨大なエネルギーを生んで、私にあらゆる可能性を試させたけれど、答えはまだない。
焦らなくていい?でも探さずにはいられないのだ。

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