週刊子育てブログ18

「よい母」に

二つ年下の妹がいる。今では対等か、それ以上だが、幼い頃には自分が面倒をみてやらねばと思っていたし、仕事で忙しい母からもそれを期待されていた。
地域には妹と同学年の子どもがおらず、私が遊びに行くときは妹も一緒についてきた。コブつきでは輪に入れないこともあったがそんなときは二人で遊んだ。妹はかわいかったし、「よいお姉さん」でいることに誇りを持っていた。
ある日、いつものように妹に声をかけると「今日は○ちゃんと遊ぶ約束」けろりと言って、隣の地域へバスに乗って出かけてしまった。私を置き去りにして、いきなり行動範囲を広げた妹にショックを受けた。いつも妹の存在を前提に予定を立てていた私は、その日を一人で過ごした。
妹が別行動をとるようになっても、あの頃は、少しの寂しさを味わうだけで済んだ。
でも、今度は?
子どもにかかりきりになって、全く身動きがとれなくなると、それを考えずにはいられなかった。子どもは元気いっぱい育っているのだから、何よりだ。と不安を封じ込めようとしたが、特に出産直後は自分の全てが侵食されていくような恐怖に襲われた。
子どもが私の行動基準である時期は少なく見積もっても10年を下らないだろうと思えた。
「最近のコは、子育てぐらいでピーピー言って」子育てを終えた世代からの言葉だ。「子育てぐらい」だと見通せるからつらいのだ。
一時期を「よいお母さん」として生きても安心できる世の中であって欲しいと思う。

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